日々これ好日

"Pan's Labyrinth" (2006)

監督:Guillermo del Toro

地元紙のレヴューでは星が4つ(”Letters from Iwo-jima”は星2.5)付いていてずっと気になっていたので土曜日の夜観に行く事にした。言語はスペイン語だったので英語字幕が付いていた。

物語は地下にある苦痛や辛い事のない王国の王女が好奇心から人間界への階段を上って行くところから始まる。その王女は生まれ変わりすっかり王国の事は忘れているのだけれどまた王国へ戻るというフェアリーテイル。
舞台は1944年の内戦の最中のスペイン。少女Ofeliaとその母親は森の中を母親が再婚する相手であるVidal大佐のところへ向かう途中、不思議な昆虫に出会う。その昆虫は実は妖精である事がわかる。そして、その昆虫の導きで大佐の隊が駐屯している森にある迷路へと辿り着く。OfeliaはそこでPan(ギリシャ神話やローマ神話の牧神)に出会う。牧神はOfeliaが王女であることを証明するために満月になるまでに3つの試練を受けるように言う。そしてOfeliaは一つずつこなしていこうとする。
このフェアリーテイルと同時進行するのがフランコ側の軍隊とレジスタンスの戦い。大佐の子供を妊娠している母親や大佐との関係、レジスタンスを密かに助ける大佐のお世話係のMercedesや医者、レジスタンスにいるMercedesの兄弟などの人物が描かれる。
R指定というだけあって、どぎついシーンがかなりある。雰囲気もおどろどろしかったり、なにより大佐の狂っているとしか思えない残酷さが強烈だ。でもとても美しくてポエティックでもある。おすすめです。
[PR]
by lerot11 | 2007-02-19 01:39 | 映画メモ