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"Sideways"の旅 その4




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3日目は早めに起きてチェックアウトし出発した。246号線をSolvangへ向かう途中にあるOstrich Landに寄った。道路からもダチョウとエミュが放し飼いされているのが見えていて気になっていた。入り口のお店には卵の殻やダチョウの肉の加工食品、羽根などが置かれていた。
えさをあげる場合は一人$3(2人で$5)、写真だけだと$1.5。旦那がえさをあげて私は写真ということで入った。ダチョウは近くでみると意外とかわいい(でしょ?)。エミュはのどのところの青い色がとてもきれいだった。ダチョウ達の足下をみると、えさを狙うりすがいっぱいいた。

Solvangでお茶をしながら行く先を決めて出発。
まずはFirestone Vineyardへ。ここはタイヤのFirestoneと関係のあるワイナリー。
中に入ると落ち着いた雰囲気。ここではフレンチオークとアメリカンオークの説明を聞いた。フレンチオークは自然乾燥でアメリカンオークは乾燥機を使うそうだ。テイスティングの相手をしてくれたのはテスさん。美人。私たちがテイスティングしているあいだ鼻歌を歌っていた。鼻歌までも美しい。ここでいちごの香りのするRoseを2本だけ購入。今まで書くのを忘れていたのだけれど、テイスティングをした場合、料金にグラス代が入っている。終わったら持ち帰る事ができる。またこのワイナリーにはツアーがあり内部を見学できる。テスさんが担当でみんなでぞろぞろ後について見学した。テスさんは時々cheat sheet(あんちょこか?)を見ながら説明してくれた。ツアーの最初はコルクの木。幹に触ってみるとほんとうにコルクの感触。そのあとぶどう畑へ。ここのぶどうの実は全部同じくらいの高さになっていて摘みやすくなっている。フランスの場合はそういうことはしない。ばらばらの位置に実がなることで、葉っぱの影に実が隠れるので鳥対策にもなる(ネットは必要ない)。
説明によると、ここでは赤ワインの場合は100%手でぶどうを摘み、白ワインの場合は70%が手で残り30%は機械を使うそうだ。収穫のタイミングは種で見極める。種がまだ緑な場合は早すぎる。茶色くなった時が収穫時なんだそうだ。9月末から10月が収穫の時期らしい。もしその頃にここに来たら、ぶどうの味見をさせてくれるそうだ。
その後ぶどうをつぶす機械や、熟成の樽などを見学。樽はフレンチオーク、アメリカンオーク以外にもハンガリーなど東欧からも輸入しているそうだ。熟成のための場所では湿度を保つため、時々霧がまかれる。カルフォルニアには地震があるため、耐震構造になっている。

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Firestone Vineyardのテイスティングルームからみた景色。

次に向かったのはFirestone Vineyardの姉妹版のCurtis Winery。Firestoneのグラスを持って行くと無料と聞いて行ってみた。Rhone StyleというからCote du Rhoneみたいなのかも。いまいちこのなんとかスタイルがよくわからない。味は特に可もなく不可もなく。

今回のワイナリー巡りの最後は映画にも出て来たFoxen。とても小さい木造の小屋なので、一度通り過ぎてしまった。カウンターはとても活気がある。ワインもなかなか美味しい。小屋のすぐ裏側がぶどう畑になっていてとても開放感がある。おすすめかも。説明してくれたおじさんの英語が早口すぎていまいち分からず。

この後はLos Olivos、Grand AvenueにあるPaninoでサンドイッチ。とーってもボリュームがあって、とても美味しい。お昼時しかやっていないので行く場合は注意。

この後、帰途についた。
カリフォルニアワインというとNapa、Sonomaなどが有名で、行く先をものすごく迷ったのだけれど、Santa Barbaraにして正解だった。初めてだったので映画をガイドブックがわりにすることができた。空気もなんとなく南仏のような松の香りがしてリフレッシュできるしおすすめです。

今回の旅の準備で参考にしたサイトをいくつか。
ホテルの予約
Sideways情報
by lerot11 | 2006-09-16 08:04 | Wine