人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日々これ好日

住所変更手続きのこと

普段このブログでは、特に手続関係については書いていないのだけれど、今日はあまりにがっかりしたので記録に残しておこうと思う。さすがフランスの役所、期待を裏切らない。

引越しをしたので滞在許可証(10年もの)の住所の変更の手続きが必要となり、まずオンラインで変更申請。必要事項を記入し、住所を証明するものとして、自分の名前が入っている請求書のpdfを添付して終了。しばらくして県庁への呼び出しメールが届く。先月初旬に何年かぶりに県庁に行った。予約の時間が決まっているのに行列に並べと言われ、密になるのはいやだなあと思いつつ並ぶ。予約の時間の人が呼ばれたら、行列の人を押しのけて(密)、持ち物検査の上、建物内に入る。整理券をもらって、待合室(密)で番号が呼ばれるのを待つ。
とりあえず、提出するよう言われていた証明写真を1枚渡す(メールには2枚必要と書かれている)。あとは、住所を証明する書類(pdfで送信済み)を見せろと言われる。提出済みだからいいだろうと持って行ってなかったら面倒なことに。幸い持っていたので見せる。そのあと、指紋を取られる。担当者はおばさんだったけど新人っぽくて、後ろで指示する人がいた。なかなか指紋が取れなかったらしく、何度もやらされて、大丈夫かなーと思いながら指紋は終了。カードが出来上がったらSMSで連絡が行くから、受け取りは自分で予約してと言われた。料金は?と聞くと、25ユーロと言われた。こちらが聞かなかったら多分言わなかっただろうという気がする。料金については県庁のサイトにも記載がない。
しばらくするとメールでまた呼び出された。それが今日。メールには前回と同じく写真を二枚持ってくるよう書いてあり、25ユーロの収入印紙のことは書かれていなかったので、おかしいなーと思いつつ、オンラインで買った25ユーロの収入印紙を持って、また密な行列に並び、密な待合室で待つ。
私の前にはたった五人しかいなかったはずなのに、予約時間から待つこと一時間半、お腹すいちゃったなーと思っていると、やっと番号が呼ばれた。もう一度写真を提出しろという。前回もう出しましたけど。なんでまた必要なんですか?と聞くと、再度指紋を取る必要があるという。前回うまくいかなかったから書類もやり直しらしい。バグだとかなんだとか言ってたけど前回の新人のおばさんがちゃんと仕事しなかったんだろう。おまけにPCか何かの問題で指紋が取れないから、ちょっと確認してくると席を外し、また待つ。後ろの窓口にいたおじさんはどうやらマスクを外していたらしく、係員にマスクしてって怒鳴られていた。
指紋は今回は大丈夫そう。今日の担当者は、SMSで連絡があったら、自分で予約を取って、25ユーロの収入印紙を持って、隣の窓口に行ってね、とちゃんと説明してくれた。
たかが住所変更で3回も県庁に行くことになる。今度受け取りのためにまたあの密な行列に並ぶかと思うと今からげっそり。

外出禁止令発令以来、あまり外出はしていないけど、たまに外出すると、憲兵隊とか警察とか、銃を持って歩き回る兵士とか、前よりもよく見かける。どこの国にいるんだろうとちょっとシュールな気分になったりする。フランス、なんか変。

by lerot11 | 2020-11-25 00:03 | 生活