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日々これ好日

Mardi gras, Fat TuesdayあるいはShrove Tuesday

2月26日はMardi Grasだった。ESLの授業で関連するテキストを読んだのでそれについて少し。
もともとはローマやギリシャ時代にさかのぼる農業に関連するお祭りで、種まきと収穫、死と復活がそのテーマだったらしい。この祭りが広がり、ローマカトリック教会が祭りとして認め、カトリックの意味合いを与える(ここらへんは仏教が神道の習慣を取り入れるところに似てるかも)。Mardi Grasの翌日はAsh Wednesdayでこの日から40日Easterの前日まで間断食/懺悔の時期になる。つまりは断食/懺悔の前にたのしくやりましょうというお祭りなんですね。
おもしろいなと思ったのは、このお祭りがお芝居の発展を促したところ。これはちゃんと調べてみたい。
新聞やニュースでニューオーリンズでのパレードの様子や、King Cakeのレシピなどが紹介されていた。今年は特にカタリナの被害があったので注目されたようだ。ニューオーリンズのMardi Grasはアメリカに移住して来たフランス人が持ち込んで来たものだけどフランスとはかなり違った物になっているようだ。ニューオーリンズでは紫(正義)、緑(信義)、ゴールド(パワー)の3色がシンボルカラーになってて、ケーキの色もこの配色。パレードではこの色のパールのネックレスを観客に投げていた。またアメリカではKing CakeをMardi Grasに食べるがフランスではこれがGalette des roisという名前になる。フランスでは食べるのはエピファニー(1月6日)。でもケーキの中に小さなオブジェを入れるところは同じ。フランスやイギリスではMardi grasにクレープを食べる。
ロシアではWide Open Weekと呼ばれるカーニバルが7日間続き、て、リオデジャネイロでは有名なサンバカーニバルが行われる。
所変われば品変わる、でしょうか。もともとの農業に関する行事がこれだけいろいろな土地に広がって行くのはとても面白い。
Mardi GrasもHalloweenのように日本に入ってくるのかもしれない。
by lerot11 | 2006-03-03 09:33 | English