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日々これ好日

34W03D 19/09/2007 入院15日目 Today is the day !

12時頃抗生物質。陣痛の痛みを訴えるけど、お水をたくさん飲んでトイレにいきなさいと言われるだけ。2時からモニターの予定だけど、すでに陣痛の回数は増えている。これは陣痛の合間に書いている。陣痛のときは呼吸法で乗り越える。やっぱり今日産むんだろうか。ものすごく痛いから、これは絶対薬じゃ止められないと医学的な知識がない私は本能的に思うのだけれど、夜勤の看護士さんたちはそうは思わないみたいだ。止められないところまで来ているのに薬で止めようとするのはいくら赤ちゃんのためとはいえ非人間的だと結構頭に来た。
7時半、看護士さんが来て、血圧と体温を計る。今日分娩かどうか聞いたら分からないと言われた。その後しばらくしてうれしそうな顔で今日と言われた。入院して気づいたけど、看護士さん達はやっぱり分娩に関わるのが好きみたいだ。その後子宮口の開き具合をチェックしたら既に6cm開いていた。その時点でだんなに電話。epiduralをお願いする。看護士さんが点滴を始める。陣痛がすこしらくになる。看護士さんによるとepiduralを使うと痛みを感じるかわりに圧迫感を感じるらしい。epiduralをした後に陣痛を促進する薬を使うそうだ。何時頃に出産になりそうか聞いたら、彼女の予測では11時頃と言われた。
早速旦那到着。
8時半ごろ、手の甲で血液検査。腕よりも手の甲のほうが痛い。
看護士さんから、あなたは強いから赤ちゃんもきっと強いと思うと言われる。なんで強いと言われたかというと、今朝の陣痛が17回もあったのに一度しかcomplainしなかったからのようだ。でも本当に痛くて仕方がないときに、夜勤の看護士達に痛いっていったのに何にもしてくれなかったから(姿勢を変えるとかマッサージをしてくれるとか)自分で耐えたんだよ、と思ったけどそれは言わなかった。それほど強い痛みじゃなくても痛いって言う人が多いのかもしれない。
9時頃、麻酔医が部屋に来てepidural。帝王切開の患者がいるとかで忙しかったらしく、ものすごい早口で説明され、とりあえず脊椎に針を刺し麻酔薬を注入。前屈みの状態で背中を丸くする。針は痛いと聞いていたけどそれほどでもない。1時間半でききめが切れるという。一時間半後に来てきちんと点滴に接続することになった。20分後くらいで薬が効き始める。足のつま先は動くけど、下半身の他の部分はあんまり感覚がなくなる。手で触っても冷たくてなんだかゴムを触っているみたいだ。
看護士さんが陣痛のモニターをチェックするため部屋に残る。この看護士さんは前にも一度来てくれた人で、無口だけど働くタイプの人。
10時過ぎOxytocin(陣痛促進のため)を加える。
10時半頃、子宮口8cm。
34W03D  19/09/2007 入院15日目 Today is the day !_e0052044_31252.jpg10時40分ごろ、なんとなく陣痛を感じるなあと思っていたらepiduralが切れそうになっていた。麻酔医が点滴を設定に来た(Bupivacaine HCl 0.0625% 12 ml/時)。 Oxytocin 18 ml/時。
11時頃、 導尿のカテーテルを入れられる。膀胱に尿がたまって赤ちゃんが邪魔されるのを防ぐため。当たり前だけど麻酔のためまったく痛みを感じない。
12時36分、子宮口が9.5cm。旦那が私の分の昼食を食べる。私の方は昨日の夜から何にも食べていないのでおなかがぺこぺこ。
Oxytocin 12 ml/時。

1時40分、Bupivacaineの点滴がとまる。麻酔を切られる。

2時40分、いきみ開始。看護士さんから、陣痛を感じたら3回息むように言われる。言われた通りやること20分。このあたりから、知らない人たちが7、8人部屋に集まりだす。NICUの人たちみたいだ。すこしずつ頭が見えてきた。看護士さんから、ほら、髪の毛が見えるよ、と旦那がいわれ、ちょっとびっくりしていた。胸焼けがなかったから、髪の毛の少ない赤ちゃんが生まれると思っていたらしい。ドクターがやってきて、陣痛にあわせてさらにいきみを続ける。とっている姿勢は赤ちゃんとベッドが平行になっているような感じで、スクワットのように重力を利用できなかったのが残念。次回(万が一次があれば)スクワットを試してみたい。
頭が出てきて耳を押し出すところが一番きつかった。いったん頭がでるとあとはずるっとあたたかいかたまりが出てきた。

3時32分、誕生。
赤ちゃんはそのままNICUの人たちがケアをしてくれた。このとき旦那はへその緒を切ったようだ。NICUへ行く前に触らせてくれた。あんまり実感がわかない。ドクターは私のおなかに残っている胎盤などをずるずると取り出していく。しばらくするとちくっという感覚がしたので見てみたら、自然に切れてしまったところを縫っているところだった。結構切れているかどうか聞いたら、普通に会陰切開するくらい切れてます、とのこと。ま、仕方がない。昨日のドクターと看護士さんの会話から多分私の場合2度会陰裂傷だったらしい。

旦那が家族や友人にメールしたり電話をしにいった。一時間くらいぼーっとした後、看護士さんと出産後初めてトイレに行く。麻酔の間尿管に管が入っていたので、おしっこのときはちょっと痛む。洗浄ボトルや大きなナプキンと痛み止めのスプレーと洗浄綿の使い方を教わる。 

5時頃夕食。
シャワーを浴びる。
7時仕事に行っていた旦那が自分の夕食を持って戻って来る。
8時、NICUに行って、赤ちゃんと対面。保育器に入っていた。全身ピンク。こんなに小さいのにもう点滴に繋がれていた。血液検査をするために看護士さんがかかとに針を刺したら、頼りない声をあげていた。痛かったんだね。5lbs 10 oz(2,551g)、18.5 inches (46.99 cm)。看護士さんからは、とても元気だと聞かされる。いろいろ説明をされるんだけど、ものすごく疲れていて右から左っていう感じ。赤ちゃんの血圧がとっても低いのにびっくりした。上が50くらいで下が24くらい。だっこをさせてもらった。あったかい。目を開けたところを見たことがなかったので、看護士さんにそういうと、暗くすれば目をあけてくれるよ、と少しだけライトをおとしてくれた。そうしたら本当に目を開けてくれた。まだ目の色はわからないけど、髪の毛も黒いし、どっちかというとアジアっぽい顔立ちかも。まだわからないけど。まだおっぱいを自分では吸えないので2、3週間はここにいることになるという。ちょっとがっかり。NICUにいる間も母乳を持ってくればあげてくれるということなので搾乳することにする。
10時半過ぎ、搾乳機の使い方を看護士さんに教えてもらい、搾乳に挑戦。搾乳機はポンプから哺乳瓶までの部分と、ポンプを動かすモーター部分に分かれていて、ポンプから哺乳瓶までは病院からもらえる。モーターの部分はレンタルしてくださいっていうことか。左右同時に20分間。結果は数ミリリットルという感じ。
旦那がNICUまでほんのわずかな母乳を持っていった。初めてにしては上出来だと言われて戻ってきた。プラスチックの哺乳瓶と名前の入っているシールをたくさんもらった。今夜は部屋に泊まってくれたり、ポンプの部品を洗ってくれたり、時間や量を記録してくれたり、旦那がいろいろしてくれて助かる。
搾乳機については病院で使用しているレベルのポンプもレンタルできる。その場合、保険が出るらしい(契約にももちろんよるけど)。まだどうするかは決めていない。
センナと子宮収縮時に起きる痛み止め。
長い一日だった。
by lerot11 | 2007-10-26 03:04 | 今日の妊婦 入院生活ー出産まで