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日々これ好日

LACMAへ

妊娠がはっきりするまではなんとなく外出は控えていたのだけれど、久々に週末出かけた。行き先はLACMA。The Modern West: American Landscapes, 1890–1950展を見に行くためだ。前回のマグリットとくらべると全然地味な感じだけど人も少なくてなかなか良かった。19世紀半ばくらいまでのアメリカの絵画はヨーロッパの絵画そのままという感じであんまり面白いと思わないのだけれど、この後期あたりから、少しずつ西部(ミシシッピー河の左側)への開拓が進むにつれ、色使いや風景が変わってくる。アメリカの光っぽくなってくるような気がする。もちろんシュールレアリスムなどヨーロッパからの影響もあるのだけれど、変化がとても面白いと思った。また、絵の隣に同じ時代に撮られた写真も展示されていて比べるのもまた面白い。New MexicoのコーナーではGeorgia O'Keeffeが数点展示されていた。動物の頭蓋骨をモチーフにしたものもあった。一緒に展示してあった写真をみて、彼女がたくさんの作品を描いたこの土地へ行きたくなった。カリフォルニアのコーナーは、どの絵も明るくて、希望に満ちている感じがする。ゴールドラッシュがあったり、”約束の土地”だったことが伝わってくる。
最後の部屋はJackson Pollockの作品。一番最後は彼が透明な板にいろいろなものをのせたり絵の具をたらしたりしているところを下から撮影しているビデオが流れていた。

帰る頃には疲れてしまっていたけど、安全だしたくさん歩けるし、美術館見学は妊婦にはなかなか良いのかもしれないと思った。
by lerot11 | 2007-04-04 08:40 | お散歩