人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日々これ好日

The Getty Villaへ




The Getty Villaへ_e0052044_1051160.jpg







The Getty Villaへ_e0052044_11361458.jpg今日はThe Getty Villaへ行って来た。時々行くThe Getty Centerよりも前に作られていたのだが修復改装され今年1月にオープンした、ギリシャ、ローマ、エトルリア関連のコレクションを集めている博物館。入場するには予約が必要で、これがいつも一杯でなかなか予約ができなかった。
最近チェックをしたところ、あきがあったので来る事ができた。
L.A.のほうと同じく、入場料は無料で駐車場代($8)のみ。
車で敷地内に入ると石畳になっている。そこでふたりしておおっとなった。車を停めて入り口へ向かう。エレベーターではなく階段を使う(最近運動不足なので)とローマ風の劇場が見えてくる。本物とは大分雰囲気が違うけど。
建物はローマ風の建築になっていて、それだけでも面白い。壁や床などにふんだんに大理石などが使われている。床の模様もどの部屋も違っていて面白い。
子供達が絵を描いたりできるようなコーナーもある。
展示は神話のテーマ毎にローマ、ギリシャ、エトルリアとも一緒に展示されている。ギリシャ神話をよく知っていると楽しめると思う。神話の中に登場する神様の名前のギリシャ名とローマ名の表(例えばVenus/AphroditeやDionysos/Bacchusなど)も展示されてあって分かりやすい。"Siren"に足があったのには驚いた。もともとは下半身が鳥だったのが魚になったのだそうだ。Museがそれぞれの分野で9人もいたという事も知らなかった。
特別展示はギリシャ神話のPhaidra and Hippolytosの話について。物語は簡単に言うと、Phaidraは夫が行方不明になったと思い、義理の息子と恋に落ち肉体関係も結ぶのだけれど、そのうちに彼は他の女性をすきになってしまう。これを知った夫は怒ってHippolytosに罰を与えるようNeptuneに祈る。こうしてHoppolytosはNeptuneに送り込まれた怪獣に殺されて、Phaidraは自殺するという話(ラシーヌ版)。このギリシャ神話は17世紀にラシーヌによってお芝居になり、後には映画にもなっている。このようにギリシャ神話はいつになっても形を変えて生き続けている。よく考えてみれば、ギリシャ神話がもとになっているエディプスコンプレックスなども普通に使っているし。
ギリシャ神話、もう一度ちゃんと読んでみたいと思う。

一枚目の写真はローマ風の家にはかならずあったといわれる庭でとった写真。庭には果物の木や料理に使用されるハーブなどが栽培されていたそうだ。ただ、当時鯉(金魚??)はいなかっただろうとは思う。
二枚目はもしかしてローマにはこんな道もあったのかなあと思わせる小道。
by lerot11 | 2006-10-23 11:47 | お散歩